会社を設立するには会社の登記を行いますが、事前に商号調査をする必要があります。
同じ会社名が登録されていないかを調べる方法についでです。
商号調査の必要性
商号調査がなぜ必要なのか?
それは、会社の登記については,「既に登記されている他の会社と同一の「商号」であり,かつ,本店所在場所も同一である場合には,登記することができない」(商業登記法第27条)とされているからです。
よく似た概念で「商品登録」というものがありますが、名前が同じだと消費者が混乱する恐れが多々あります。
会社の登記で「商品登録」に当たるのが「商号登録」です。
「商号」とは会社の名前のことです。
商号調査の方法
「商号調査」の方法としては,
(1)会社・法人の本店所在地を管轄する登記所(商業登記所)に設置されている専用端末を利用して調査する方法
(2)オンライン登記情報検索サービス(※2)を利用して調査する方法
の二つがあります。
このうち,(2)の方法は,お持ちのパソコンでインターネットを経由して商号調査をすることができる方法です。
ネットで商号調査をする方法
ネットで商号調査をするには、「登記・供託オンライン申請システム」を利用します。
法務省のHP「オンライン登記情報検索サービスのご利用方法」に利用方法が記載されています。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_00076.html
初回は「申請者情報登録」が必要です。
ただ、利用時間は平日8:30~21:00となっています。
https://www.touki-kyoutaku-net.moj.go.jp/
登録が終わると、「かんたん証明書請求」→「ログイン」→「証明書請求メニュー」の「手続き分類(商業・法人)」の「手続き名(交付請求書(登記事項証明書)」をクリック。
次に表示されページの「オンライン会社・法人検索を使う」をクリック。「商業・法人登記情報の検索」で該当する箇所にチェックを入れ、予定している会社名等を入力。
「本支店・事務所」は「全国から検索」にチェック。
「検索」をクリックします。
該当する会社・法人がある場合はリストが表示されます。
該当する会社・法人がない場合は「対象の会社・法人等の記録はありません。」という表示が出ますので、会社名として使用可能です。