「一生お金に困らない個人投資家という生き方」という本を読みましたので感想と口コミ等を披露します。
表紙には「仕事は毎日2時間だけ」、「会社に行かないのにお金が振り込まれる」と魅力的な言葉が並んでいますが、実際はどうなのでしょうか?
目次
第1章 誰もがなりたい個人投資家という職業
第2章 投資で食っていく為に必要な7つのスキル
第3章 どの投資に向いているのかをチェック
第4章 株式・FXでお金を貯めよう
第5章 不動産投資で安定収入を確保しよう
家賃収入で月100万円を目指す
第6章 相場が悪くてもデイトレで儲けよう
2時間で1~2万円小銭を稼ぐ
第7章 リスク管理をしておけば、一生困らない
第8章 個人投資家は最高に幸せな生き方
感想
タイトルやサブタイトルに引かれて読んだのですが、ちょっと読みにくかったです。
まず、「個人投資家」という言葉ですが、著者は「株式投資」や「不動産投資」の儲けで生活する個人という意味合いで使ってみます。
そして、ここからが混乱の元ですが、著者は「株式投資」と「不動産投資」でも成功しているため、話の内容がぐるぐる変わります。
ある時は「株式投資」、そしてある時は「不動産投資」の話になります。
さらには著者なりに分かり易い例えとして「パチンコ」を例にするのですが、私はパチンコをやらないので著者が言わんとしたいことが逆に分かりづらくなっています。
表紙にある「仕事は毎日2時間だけ」は「株式投資」(デイトレ)のことで、「会社に行かないのにお金が振り込まれる」は「不動産投資」のことのようです。
この辺がややこしいです。
著者は「株式投資」と「不動産投資」の両方で成功しているようですが、その内の一つで成功することも簡単ではありません。
著者の主張ではとにかく実践で経験を積むこと、そしてある程度の回数をこなさないとモノにならないないと。
もちろん、やみくもにやってもモノにはならないのである程度の知識が必要です。
著者はそういうノウハウのコンサルタントもしているようで、その営業もこの本の目的なのでしょう。
やたらと「個人投資家」の素晴らしさを主張するのもそういうことではないかと思えます。
Amazonのクチコミレビューではデイトレ(第6章)の記述に矛盾があるという指摘が複数の方からあります。
好評価の方はこういった知識が全くない方のようです。
私はデイトレの知識がなく、チンプンカンプンでしたが、甘い夢を見させて、自分のノウハウを販売するのが目的のように思えました。
本の内容
◇著者:一生お金に困らない個人投資家という生き方
◇内容:デイトレで毎日1~2万円、不動産で月100万円稼ぐ。失業の心配なし。お金と時間に縛られない最高に幸せな生活。(「BOOK」データベースより)
◇単行本(ソフトカバー): 240ページ
◇出版社: ダイヤモンド社 (2012/1/27)