NISA口座を開設したものの、まだ株は購入していません。
株主優待株で有名な桐谷さんによると、「割安の基準はPERが15倍以下、PBRが0.6倍以下。加えて配当利回りが高く優待内容もいいものを探しますが、今は株が上がって該当銘柄がないので、基準を少し下げています。
」とのこと。
株主優待株を選ぶポイントとは?

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PERとは?

PERとは、税引き後の利益を、その会社の発行済株式数(発行済株式総数-自己株式数)で割ると、1株当たりの利益が計算できます。

この1株当たり利益に対し、株価が何倍まで買われているかを表したのが株価収益率(Price Earnings Ratio)です。
この倍率の高低でその会社の投資価値を判断します。

例えば、
前期の1株当たり利益が20円、現在の株価が400円ならPERは20倍です。

来期の1株当たり利益が30円と増益が予想された場合、PERが同じ20倍なら株価は600円の水準まで買える、と判断するわけです。

一般的に利益成長の高い会社ほど、PERは高く買われる傾向にあります。
しかし、PERが何倍だからどうという絶対基準はなく、業種によってPERの水準は異なりますので、同業種間、経営内容の似ている企業間での比較に用いるのが一般的です。

PBRとは?

1株当たりの純資産に対し、株価が何倍まで買われているかを表したのが株価純資産倍率(Price Book-Value Ratio)です。

株主には、株式会社が解散したとき、持ち株数に応じて残された会社の資産を分配してもらう権利があります。

この対象となるのが純資産です。
つまり株主のものに帰す資産といえます。
1株当たりの純資産は、純資産を発行済株式数(発行済株式総数-自己株式数)で割って算出します。

特徴としては、PBRが低ければ低いほど『株価が割安である』といえます。このPBRという指標は 『PBR=1倍』というのが評価基準になります。理論上は、PBRは1倍を下回らないと考えられるので、「PBRが1以下」の会社は割安性が極めて高いといえます。

株主優待株を選ぶポイント

優待銘柄を選ぶ際の注意点は次の3点
(参照:日経ムック NISA(少額投資非課税制度)120%活用術! ―タイプ別・お得なプラン付き

①使える優待品がもらえるか
②経営・財務内容は健全か
③購入後、優待品や配当に大きな変化はないか

③に関しては、購入後のチェックが必要。
その後内容が変更され、当初の優待品や配当が維持できないようなら、途中で売却することも一つ。

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