河内長野市(大阪府)のふるさと納税制度を利用した寄付金が、急増したという。
ふるさと納税とは?河内長野市のふるさと納税が急増した理由とは?
ふるさと納税とは?
ふるさと納税制度は2008年に始まった。
ふるさと納税制度は、応援したい自治体に寄付すると、所得税と住民税の控除を受けられる。
寄付した人に特産品などを贈る自治体もある。
河内長野市のふるさと納税が急増した理由
河内長野市のふるさと納税が急増した理由には、下記の事情があるようだ。
同市は制度開始から昨年(2013年)9月まで1万円以上寄付した人には、2千円相当の酒など4種類の中から1つを贈っていた。
だが、2008年度から2012年度の寄付金数は年間12~22件。
このため、「中途半端ではんく一気に制度を充実させよう」(市企画政策室)と、3千円以上の寄付をした人に、パンやペットボトルの水など15点を、1万円以上なら5千円相当の商品を贈るように変更。
さらに、クレジットカードがあればインターネットからも入力出来るようにした。
その結果、
昨年10月の寄付額は前年度の2件31万円から145件162万3千円、
同11月は1件4万円から263件241万6千円に激増した。
同質の主査は「こんなに増えるとは満足せずさらに商品を充実させたい」という。
(朝日新聞2014/1/7記事より)
「ふるさと納税」は、本来、応援したい自治体に寄付するもの。
しかし、一部、自治体が寄付してくれた人にお礼の意味で特産品を送るようになり、それがふるさと納税をする人が増えた理由と考えられる。
現在では、特産品が当たり前のようになっているので、特産品の内容が、寄付先の自治体を選ぶ基準の一つになっている感がある。
消費税や社会保険の保険料は上がるばかり。
所得税と住民税の控除を受けられ、特産品ももらえるならこれを利用しない手はない。
ふるさと納税で節税(淡路市)