「LLC（合同会社）の設立・運営ができる本」を読みましたので感想等を披露します。現在、私は個人事業主なのですが、近い将来、節税の為、会社（法人）を設立の予定です。合同会社は「法人なり」等にピッタリです。
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合同会社の利点
会社設立というと、一般的には「株式会社」です。
しかし、「株式会社」というのは、株式で資本を集めるのが目的です。
銀行から融資を受ける場合もあるでしょう。
しかし、1人会社で資本もほとんど必要ないという場合は、株式会社に拘る必要はありません。
今、注目されているのは「合同会社」です。
「合同会社」は株式会社と比べて設立の手続きも簡単で費用も少なくて済みます。
「株式会社」への組織変更も可能なので、とりあえず「合同会社」を設立して様子を見るというのもありで、大企業でも「合同会社」のところも増えています。
目次
第1章 LLC（合同会社）とはどのようなものか？
第2章 会社をつくる前に知っておこう
第3章 LLC（合同会社）とその他の会社を徹底比較
第4章 LLC（合同会社）はどんな事業に向いているのか？
第5章 設立手続きはこうなっている!
第6章 LLC（合同会社）の運営のポイント
本の情報
LLC(合同会社)の設立・運営ができる本
◇内容：株式会社にするより有利?本当に運営がラクなのか?設立手続きのポイントは?設立後にどんな届出をする?設立と運営に必須の知識が豊富な記載例で身につく。LLP、NPOなどとのちがいもわかる。（「BOOK」データベースより）
◇著者：五十嵐 博一（有限会社ファイブ・コンサルティング代表）
◇単行本（ソフトカバー）: 197ページ
◇出版社: 日本実業出版社 (2013/2/21)
感想
本の表紙にはタイトル以外に下記の表示があります。
「株式会社よりカンタン、ひとりでつくれる」
「とりあえず会社を立ち上げたい人にオススメ!
●プチ起業・副業・節税・資産管理に最適
●つくるのもカンタンなら撤退するのもカンタン
●設立費用が安く、維持管理もラクラク
●シンプルな組織でスピーディーな経営が可能
●子会社や合弁事業にもつ使える」
私的にはLLC（合同会社）の具体的な設立・運営方法を知りたかったのですが、著者はいかにLLC（合同会社）が他の法人組織に比べて優れているかに3章さいています。
私にとってはあまり必要ありませんでした。
この部分は1章で十分まとめることができるでしょう。
第4章もあってもなくてもいい感じ。
タイトルに関係してくるのは、第5章。
ここは具体的です。
しかし、私が最も知りたかった「法人なり」については一切、触れられていません。
仕入れが必要な業種だけでなく、そうでない業種の場合も紹介してほしかったなと思います。
第6章は「運営のポイント」とありますが、どっちかというと手続きについての解説です。
半分は「株式会社」への組織変更手続きの話です。
私的には家族を雇う時の給料や経費等について知りたかったのですが、全く参考になりませんでした。
総評としては、この内容からタイトルと付けるとすれば、「会社を作るならLLC（合同会社）がおすすめ～なぜLLC（合同会社）なのか？」と言った感じでしょうか。
「運営」に期待すると裏切られます。
