NISA(ニーサ)が来月(2014年1月)始まるを前に12月26日から専用口座での株式売買ができるようになる。
どういうことだろうか?

NISA制度スタート前に株式売買

NISA制度がスタートする前の12月26日から株式取引の発注が認められるのは、注文を出した株式を受け取るのに4営業日かかるため。

12月26日に発注すると、年末年始の休みをはさむので、受け取れるのは来年の取引初日の1月6になる。

なんとも奇妙なことをするものだ。

「発注」を来年1月からとすれば、全然、ややこしくないのだが。

NISA(ニーサ)とは

NISA(ニーサ)とは、「小額投資非課税制度」のことで、次の特長がある。
1.投資利益(儲け)が出ても税金がかからない。
※一般的には儲けに対して10%(2014年1月からは20%)の税金がかかる。

2.投資できるのは年間100万円まで
※最長5年間で同時に最大500万円まで保有可能。~毎年100万円ずつ5年間に限り投資することができる。

3.いま1人一つと決められているNISA口座は、2015年1月以降、複数の金融機関で開けるようになる。
※2014年12月まで開設できる口座は1人一つに限られている。
もっとも、口座が複数になっても「最長5年間で同時に最大500万円」は変わらない。

株式分割

企業のなかでは、発行済み株式をいくつかに小分けする「株式分割」が相次いでいる。

NISAには1人年間100万円という投資枠があり、一つの銘柄を買うのに多額のお金が必要だと手を出しづらいからだ。

インターネット証券大手のマネックス証券によると、株式分割を決めた東京証券取引所第1部上場の企業は今年、出光・京セラやカルビーなど約50社にのぼる。
約10社だった昨年を大きく上回る。

株主優待制度

株主優待制度を導入する企業もある。

大和インベスト・リレーションズによると、昨年(2012年)10月から今年9月までの1年間で70社が導入した。

その後もKDDIや楽天など数十社が新設を決めた。
(朝日新聞2013/12/25記事より)

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