「任意整理」は債務整理の手続きの中で最も多く利用されます。
「任意整理」の費用の内訳は次の項目になります。
「着手金」「報酬額」「減額報酬」「過払い金報酬」その他。
これらの費用は「任意整理」の手続きを行ってくれる弁護士や司法書士事務所によって金額等に違いがあります。
詳しく見ていきます。
着手金
「任意整理」は債権者との話し合いで借金減額等の「和解」を目指すものです。
従って、「和解」が成立しないこともあります。
「着手金」は「和解」が成立するしないに関わらず発生する費用です。
事務所によっては「0円」のところもあります。
但し、「着手金」が「0円」でも次の「報酬額」が高ければ同じなのでトータルで考え必要があります。
事務所によっては「0円」は司法書士事務所に多いです。⇒「債務整理」司法書士事務所
報酬額
「任意整理」の費用のメインが「報酬額」です。
「報酬額」は所謂「和解成功報酬」です。
通常、債権者1件あたりいくらと設定されています。
また、事務所によっては受任する件数に制限(例:「債権者3件以上」等)設けています。
「アヴァンス法務事務所」は法定金利内の借入債権者が1、2件でも任意整理に対応。
減額報酬
「減額報酬」は、債務(借金)及び金利の減額に対する報酬です。
ここが「任意整理」の目的ですが、②の「報酬額」にプラスした費用になります。
減額された債権に対して「10%」の事務所が多いです。
※最低金額を設定している事務所もあります。
尚、「減額報酬」が0円の事務所もあります。
過払い金報酬
「過払い金報酬」は払い過ぎた金利があった場合に回収した過払い金に対する報酬です。
※「過払い金」を回収するには「過払い金請求」の手続きが必要です。
こちらは回収した過払い金の「20%」の事務所が多いです。
尚、アヴァンス法務事務所は期間限定で「16%」です。
「過払い金」が無ければ、当然この費用は「0円」になります。
※関連記事⇒過払い金請求とは?
その他
上記以外に「事務手数料」「実費」「郵送料」「交通費」等がかかる場合があります。
弁護士や司法書士と契約する前に確認したい項目です。
いずれの事務所も相談は無料です。
契約の前に不明な点は納得いくまで確認しましょう。